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ワットパクナムだけじゃない!トンブリー地区の魅力的な寺院を紹介。

更新日:3月13日

サワッディーカ!バンコク在住の撮影コーディネーター、みのりです。皆さん、幻想的な仏塔が日本人観光客の間でも人気のワットパクナムをご存知でしょうか?バンコクの中心部からチャオプラヤー川を隔てて向こう側のトンブリー地区にある由緒ある寺院なのですが、今年はこの仏塔のすぐ横に巨大な黄金の仏像が完成してまた見所が一つ増えました。


今日はそんな人気観光スポットのワットパクナムを訪れる際に、もう少しだけ足を延ばして立ち寄って頂きたい私おススメの寺院を紹介したいと思います!


ワットラチャオーロサーラームの正門。
ワットラチャオーロサーラームの正門。

その名もワットラチャオーロサーラーム。アユタヤ王朝時代に建てられた歴史ある寺院です。元々はワットジョムトーンという名前でしたが、ラマ2世の時代にその息子(後のラマ3世)により修復されたことからワットラーチャオーロット(ラーチャオーロットは王の息子=王子の意味)と改名され、その後現在の名前になりました。


正門の脇には中国様式の仏塔が並ぶ。
正門の脇には中国様式の仏塔が並ぶ。

この寺院の特徴はタイ様式と中国様式の融合。全体的にはタイの寺院の様式になっていますが、いたる所に中国文化の香りを感じることができるんです。これは修復時に王子が自ら好んだ中国様式の建築や芸術を多く取り入れたからなのだそう。それで他のタイの寺院とは一味違った雰囲気を持つ寺院に仕上がった訳ですね。


寺院内の門も中国様式。
寺院内の門も中国様式。

本堂の入り口には中国の京劇のお面の様な顔をした陶器の像が3体並んでいます。



ワットポーやワットスタットなどには中国人を模った石像はありますが、陶器の像は初めて見ました。中国からわざわざ運んで来たのでしょうか。興味深いです。



しかし、中に入るとご本尊はタイ様式。横にはラマ1世の肖像画が掲げられています。



そして、本堂内の美しい壁画は全て中国様式です。



笑顔がお茶目な小さいオジサンがキュート。(笑)中国の妖精かなにかですかね。



本堂の扉のには美しい螺鈿細工が施されています。特に力強い昇り龍の細工が施された扉に魅了されました。



こちらの螺鈿細工も素晴らしい!



別のお堂の仏像も全てタイ様式。



奥のお堂の屋根の建築様式や装飾は中国様式、真ん中の白い仏塔はタイ様式、手前の古い門は中国様式。こんな感じで二つの様式が入り乱れ、類を見ない独特な雰囲気を醸し出しているのがこの寺院の魅力ですね。




この可愛いらしいお魚の装飾が妙に気に入った私。(笑)



本堂の裏にある仏堂には涅槃像が祭られています。もちろんワットポーのものほどではありませんが、かなり大きく立派です。



皆さん、私のおススメ寺院はいかがでしたでしょうか?


ワットパクナムの様な派手さはないかもですが、他とは違った特別な雰囲気が漂う美しい寺院、ワットラチャオーロサーラーム。トンブリー地区まで足を延ばすことがあったら是非訪れてみてくださいね!

寺院情報<Wat Ratcha Orotsaram>

場所 :BTSウッタカ駅より徒歩約20分/ワットパクナムよりタクシーで約15分

   Ekkachai Rd., Bang Kho, Jhomthong, Bangkok

電話番号 :02-893-7274

営業時間 :6:00~18:00

入場料:無料

定休日 :無し

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